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モノクロからカラーに


私の今 描いている この絵日記。 絵日記を描く ずっとずっと前に 外国から帰国してしばらくして 自身の記録として外国での出来事を 書いていたことがあって。 そのとき  今のとはぜんぜん違う姿だけど NAOKOのキャラクターで 絵もいっしょに描いていたの。 描いていたらある時  誰かにみてもらいたくなってね。 ちょうど そのころ 韓流ブームで 私は 韓国でおいしい料理を食べたくて せっかく 行くなら 言葉も わかったほうが より おいしいものに ありつけるに違いないと ハングルのお勉強をしていたの。 そんなことで 縁あって その時 NHKテレビでハングル講座に 出演されていた チョ・ヒチョル先生に ものすごく 唐突なお願いにもかかわらず 見ていただけますかと申し出たら 快く見ていただいたの。本当に唐突。 そのエッセイは 絵はモノクロで 文章は縦書きのものだったの。 すると 先生は 絵は絶対にカラー。 文章も横書きのほうが 見やすいでしょう。 とおっしゃったの。 私は 縦書きのものを 横書きにするのは 抵抗がなかったけれど。 モノクロからカラーに するのは抵抗があった。 自分の中で モノクロのほうが 想像力が膨らむし シンプルが好きだし 全体がしまるし そのほうがかっこいいと 絶対に思っていたから。 ちょうど そのころ 私がボランティアで 日本語を教えていたこともあって 教え方のアドバイスもいただいていたの。 先生は 例えば 語学の教材のお話しになって 韓国では 語学の教材は まず どれも オールカラー印刷で 日本の教材は 単色刷り もしくは2色刷りだから やっぱり オールカラーのほうが 目に飛び込んできて 見ていて楽しいし 理解が深まると思うと おっしゃられていて。 自分  頑固だけど単純。 ためしに 色を つけてみたら 確かに 色を つけたほうが 楽しいし 出来事の 雰囲気が伝わるかも。 って 先生の言葉で 一転しモノクロからカラーで 描くようになりました。 先生の言葉がなかったら絵日記を モノクロで描き続けていたかもしれません。 今 思うと私の絵日記はカラーのほうが いいと思うので 感謝致します。 個展にも いらしていただきました。 ギャラリーの机の上で ポートフォリオの中の

明日の神話保全継承機構発行の 岡本太郎さんの明日の神話のすす払いの 記事をみていたとき 先生が あっ て おっしゃったの。ヒチョル先生は 岡本太郎さんが 韓国での国際会議に 出席されたとき通訳をなさって お会いしたことあるんですって。 すごいです。 久しぶりにお会いしましたが おっとりとした口調で  いつもちゃんと現実をおしえてくださって かつ ヒントもくださるので  ほんとうにありがたいです。 

ベストセラーです。

数年前にデザインさせていただいたクリアファイル

2009年。2010年。

ハングルをお勉強していたときのテキスト。


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