青いパパイヤの香り
20年弱くらい前のこと。
シカゴに2度目の滞在時。
サンダンスチャンネルを
つけたら 途中からだったけど
この作品が放送されていて
映像が美しくて なんて ステキな
映画なんだろうと感動した。
トラン・アン・ユン監督の作品。
私の大好きな映画のうちのひとつ。
帰国していつでも観られるように
DVDも買って持ってる。
昨日は彼の新しい作品を
銀座に観に行った。
エタニティ 永遠の花たちへ
テーマは永遠に繋がれていく命。
人の誕生と死が繰り返され
次に受け継がれていって
永遠となる。美。
生きるということは
死者を見送ること。
私は自分の死よりも
自分のまわりの死の方がこわい。
誕生は嬉しいけど死はつらい。
これは観る側の私自身の問題で
どうしても それを 認めたくない
つっかえ棒のように
そこを超えられなかったけど。
みおわったあと
映像と音楽から受けた
ものはさすがでした。
映画館に入る前と
出てきた後の心の状態。
すり込まれるように
心を落ち着かせる何か
が映像から受けてとれます。
翌日である
今朝も少し。
ただ あと数時間で
また日常のスピードに
戻ります。
撮影監督は
マーク・リー・ビンビン。
数年前
ある方から
おそわった
花様年華。
これも
大人な映画で
素晴らしい。
また観たくなりました。